ウクライナ「ドローン戦」で豹変する戦争 Reuters 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
左に描かれているドローンが動くデザインになっている。
最初は、プロペラが回転しているドローンが空を飛んでいる描写がされている。
ページをスクロールしていくと、ドローンが分解され、パーツの説明の図になり、
さらにスクロールすると、ドローンがレンガから離陸する描写になり、
さらにスクロールすると、ドローンが横向きになり、カメラとビデオトランスミッターの説明。
ドローンについての、情報の段階的な提示説明がされている。
静的な文章、写真では伝わりにくい説明を、
スクロール進行に応じて説明していくデザインになっており、読者が大変理解しやすい。


このサイトを読んで感じたこと
このサイトは、ドローンの軍事戦術テクニックの解説に特化している。
多くの軍事サイトやニュースサイトは、政治的背景の記述が主になるので、このサイトは大変珍しいと感じた。
文中で、電気戦について述べられている章がある。
敵のドローンに対して、強力な電波を使うことで、敵のドローンの通信遮断をし、ドローンの操縦信号やGPSを無効化にできるということだと私は解釈した。
しかし、この方法は電波が強すぎて、同時に味方との連絡も途切れたり、そのことによって味方たちと連携が取れなくなってしまい、仲間陣営を混乱させる危険性もあるので、諸刃の剣だなと思った。
またAI搭載ドローン開発の技術の競い合いがされている。もしAI搭載ドローンが戦争に使われだすと、電波戦に強くなるだろう。
AIで自動でドローンが動いてくれれば、GPSが途絶えても、勝手に戦ってくれるし、操縦者の位置情報も不要になるので、逆探知されるリスクがなくなる。
しかし、敵と味方の区別を誤って、味方を攻撃する危険性もあるかもしれない。また電波で止められないとなると、制御不能、暴走、誰も停止できなくなる可能性がある。
そして、開発ソフトウェアや元にあるシステムがサイバー攻撃のターゲットにされる可能性や、
電波戦からサイバー戦争に移行していくのでは?と私は推測する。
あと、私が個人的に疑問に思った点は、ドローン戦やサイバー攻撃は、宣戦布告無しで先制攻撃を行えるのか?ということだ。
技術が法を追い越してしまい、ドローン戦やサイバー攻撃に関する、戦争のルールが明文化されてないのではないだろうか?
これまでの戦争のルールとしては、宣戦布告無しで武力攻撃するのはアウトだった。
しかし、ドローンが今後AIが操作するようになったら、誰が攻撃を命令したのかが不明になるため、理屈的には宣戦布告無しで戦争を可能にするのか?
またサイバー攻撃は匿名である上、武力として扱われないとしたら、常時やってもいいということなのか?