もし日本が侵略されたら戦うZ世代の割合 MAMOR 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
ロゴマークに迷彩柄を使用していたり、メニューバーが緑を使用しているところが、
自衛隊や、防衛、国防を直感的にイメージさせる。
メニューバーのボタンには「自衛官」「基地駐屯地」「戦車」などの文字が並んでいるので、国防専門サイトだと思われる。その意図が、サイトデザインにも反映されている。

イケてるキノコ|Webサイト100選
このサイトを読んで感じたこと
日本が侵略されたら戦うと答えたZ世代男女は約30%。男性のみだと約4割と書かれている。
そもそも、「戦う」とは何を意味するのか。質問文に、状況の詳しい説明や、具体的な定義が無いので、曖昧な質問アンケートとなってしまっている。
「戦う」という意味は、必ずしも武力戦闘ではない。
なので、最前線で武力で体を張って戦う、と考える人は、もっと少ないだろう。
伊藤貫先生の「核抑止議論から逃げる日本は滅びる」のサイトでは「「自衛隊と一緒に戦いますか?」という質問に対して、「戦う」と答える日本人はたった十三%しかいない。」と述べている。前線で武力で戦う日本男子はかなり少ない。
戦うというのが何を指すのか。
武力で前線で戦う以外にも、
インフラ維持や、避難誘導員、医療、プロパガンダなどの役割が、実際の戦争にはある。
過去の日本の戦争の歴史、第二次世界大戦などを振り返ってみても、サポート役は存在するし、
特に現代の戦争では、サイバー防衛や、ドローン戦争など、人の命のリスクのない戦いもあるので、
このサイトの出典である「World Values Survey」「クロス・マーケティング社QiQUMO」の調査自体が、私個人的に微妙だと思っている。
文中の「なぜ、戦わないのですか?」の章では、
アメリカに逃げる、や、アメリカ軍に頼る、という意見があがっている。
アメリカ核の傘や日米同盟が絶対に機能するという前提で考えている人々が多いと私は感じた。
しかしここ数年では、アメリカの核の傘の信頼性を問題視するような主張や議論が実際には増えてきている。
特に、中国やロシアなど核大国相手の戦争が始まってしまった際には、
アメリカが自国のリスクを背負ってまで、核報復してくれるかどうかの保証は不透明だと私は思うので、その認識を、学校やメディアで問題提起や教育をしていく必要があると私は感じた。

イケてるキノコ|Webサイト100選
参考にしたサイト、出典(
)