日韓共同記者発表 首相官邸 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
外交、政府系サイトは、青を使うというのが、デザインのルールになっている。
紺色のバックグランドカラーに白い文字を使用することは、視認性があるため、お年寄りまでも見やすいUIになっている。
ページを少しスクロールすると、右下に、トップに戻るボタンが表示され、そのボタンは半透明の青になっている。紺色は目立つ色なので、半透明にすることで、読者が本文に集中できるように工夫されている。

このサイトを読んで感じたこと
日韓会談では、主に経済分野と軍事問題について意見交換されていることが、このサイトから読み取れる。
しかし、私が疑問に感じたことは、
なぜ北朝鮮の核については語られるのに、サイバーについてはあまり語られないのか?だ。
Yahoo!ニュースの0テレNEWSによると、北朝鮮によるとみられる韓国軍に対するサイバー攻撃はこの5年間で最大になっていると書かれている。さらに、韓国軍のホームページに侵入しようとするサイバー攻撃が9000件を超えており、去年の同じ時期と比べて、今年は3000件増えたと書かれている。
このことから、韓国ではサイバー攻撃を軍事問題として捉えており、北朝鮮を主要な加害主体と皆している。
韓国では、サイバー攻撃は軍事問題として最重要視している。
しかし、日本の外交発表外交戦略では、
サイバーについてほとんど語られることはなく、軍事に関する問題は、核とミサイルを重要視している。
その理由としては、日本は、大手企業はサイバー攻撃を受けることがよくあるが、国家的なサイバー攻撃には至っていない。
しかし、CSCクラウドのサイトに「日本は、国別の標的件数で世界第2位に位置しており」と述べられている。このことは様々な世論調査でも取り上げられることである。
日本国民は、軍事防衛の中で、最も関心が高いのは、サイバー攻撃についてだ。
それなのに、政府は核、ミサイル問題を優先している。
そこが、国民と政府の認識のギャップになってしまっている。
三菱電機のニュースレポート資料によると、2020年に不正アクセスにより、約8000口座の情報流出があったと発表しており、その原因は中国のサイバー攻撃だ。
大手企業のサイバー攻撃被害例を見てみると、日本は主に中国から攻撃されていることが多い。そこが、
韓国が北朝鮮からサイバー攻撃を受けているという点と、日本の相違点だ。
政府広報や外交メッセージに、国民の関心が十分に反映されていないと私は感じた。
これらのことから言えるのは、サイバー空間を軍事安全保障の延長としてみなすべきか、経済リスクとして扱うかで、日韓の問題意識に差があるということだろう。
そしてこのギャップが、首脳会議の共同発表で、核とミサイルは語られても、サイバーが言及されにくい大きな理由だと私は考えた。

参考にしたサイト、出典
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https://news.yahoo.co.jp/articles/165afda36d62c90db4d6e6a0b418f7dbe9383301
https://www.cscloud.co.jp/news/press/202506098216/#:~:text=現在、サイバー攻撃の発生,に晒されています%E3%80%82
https://www.mitsubishielectric.co.jp/ja/pr/pdf/2021/0326.pdf
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