ロシアとウクライナ3年ぶり直接交渉 ピースウィンズ国際人道支援 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
「peace winds」のロゴについて、青い風がなびくようなデザインとなっている。
このサイトのロゴとサイトのボディは、青が基調となっているが、
国際的に見たら、冷静な色という印象があるので、このロゴの色やサイトの色彩は、目的と合っていると思った。
平和というと、日本人の感覚だと、暖色系をイメージしやすいかもしれないが、
赤やオレンジは、燃える炎や軍事的に見えるリスクがあるので、
社会問題を取り扱うサイトの色彩は、寒色系を使う方が良い。

このサイトを読んで感じたこと
「和平交渉が難航する理由」では、なぜこの筆者は、ロシア側の要求していることについては解説しているのに、ウクライナ側の要求は書いていないのか、そこが、このサイトの目的をわからなくさせてしまっていると感じた。
直接交渉がうまくいかない原因は、両者にそれぞれ、どうしても譲れない要求があるからなので、
ロシア側の要求だけ書いてしまうと、まるでロシアだけがわがままを言っているという印象操作になりかねない。
ただ、ここが、和平交渉が難航する重要ポイントでもあるのだが、
ロシアとウクライナは、交渉における立ち位置が、異なると私は感じている。
一旦この筆者が述べていることを整理すると、
ロシアが要求していることは
・今ロシアが占領したウクライナの領土を、ロシアのものだと認めろ
・ウクライナはNATOに絶対加盟してはならない
という、要求である、と述べている。
そしてここからは私の考えだが、
ウクライナ側は、
・領土を返せ
・NATOの加盟を決める権利は自国にある
というような、要求、というよりは、「権利の回復」の主張であると、私は思った。
このサイト「ピースウィンズ国際人道支援」が、もし、ウクライナ人の支援、という、寄り添う趣旨で、このページを書いたのであれば、
私が説明したようなことを、文中に入れた方が、「ロシアがわがままである」ということに説得力が増したのでは、と思った。
そうすれば、ロシアとウクライナの言い分が、バランスよく平等に、読者に伝わりやすくなるはずなので、交渉の難しさをより理解しやすいのでは、と思った。
