ロシアのウクライナ侵攻 プルーヴ株式会社 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ?
見出しを10個ほど使い、本文を分けていた点は、読みやすかったと思う。
しかし、
「ロシアのウクライナ侵攻とは」の画像は、
ウクライナが光っている世界地図なのだが、
私的には、あまり意図がわからなかった。
このお題の趣旨を考えるなら、右側のロシアも見えやすいようなデザインの画像を選ぶべきだと思った。
その理由は、ウクライナがモスクワと近すぎる、というのが、この問題のキーポイントだと思うからだ。

イケてるキノコ|Webサイト100選
このサイトを読んで感じたこと
このサイトは、海外事業進出支援の会社なのだが、
文中で、たびたび「NTO」という単語が出てくるのだが、
文脈を私が読んだところ、「NATO」を誤字っているだけなので、それを踏まえて私は読み進めた。
だが、この会社のこの記事は、マーケティングとしては失敗だろう。
海外事業進出支援の会社が、国際政治の重要な言葉を間違えるのは、読者や顧客の信頼を失うだろう。1回の打ち間違いなら、ケアレスミスで済むかもしれないが、何度も間違えてるので、この会社は本当にわかっているのか?とも思われる可能性がある。
「ロシアがウクライナを攻め込んだ理由」のところで、
筆者は2の理由を、歴史的理由と地政学的リアリズム理由を述べているのが良かったと思う。
主張1の「ウクライナは同じルーツを持つ国だから」というのは、
私は、歴史的背景として、ソ連時代は共和国であり、正教会などの文化も共通しているから、だと思った。そして、プーチン大統領は、ニュースで「同じ民族だ」という言葉を繰り返しているのも、そのためだと思われる。AERAニュース記事でもそのことが取り上げられている。
主張2の「NATOがウクライナを勧誘したのが原因」というのは、
私は、国境近くにNATOを来させたくない、というのと、射程距離の問題のことを言っているのだと思った。ウクライナがNATOに加盟してしまうと、ミサイル配備がロシアの首都モスクワに近くなりすぎる(500km)ので、ロシアはそこを懸念しているはずだ。
国家の行動を地理的な条件で考察する地政学的リアリズムを述べることで、より強い説得力を持たせることができるだろう。
「ロシアのウクライナ侵攻に対する日本や世界の反応」のところで、
筆者は「日本を含め世界の多くの国では、ロシアのウクライナ侵攻に反対しています。」と述べているが、
確かに、ロシア反対派の声の方が多数であるのだが、
一方で、肯定派の国もいて、
私は、その代表国の一つとして、中国が挙げられると思う。
BBCニュースサイトでは、「中国、NATOに反発、ロシアを支援していると「根拠なく非難」」というニュースが取り上げられているが、
これは私が思うに、中国がロシアを支援する理由は、中国が「明日わ我が身」と思っているからだと考える。中国は、台湾戦争をするかもしれない状況で、他人事ではないと思っているだろう。そして、ロシアと同じく中国も、NATOが自国の国境に来られるのが怖いのだろう。
このように、ロシアのウクライナ侵攻は、さまざまな国に影響を与えており、安全保障のジレンマを生んでいると思われる。
後このサイトは、全体的に、噛み砕けた言葉を使いすぎだと感じた。
一般人向けにわかりやすくロシアウクライナ戦争を解説する、という趣旨のページであれば、これで正解だと思うのだが、海外事業支援会社のサイトなら、このような、高校生大学生くらいの年齢でもわかるような書き方は、ビジネスとしてはふさわしくないと思った。
マーケティング目的なのに、ターゲットを取り違えてる。
正直、私的には、海外事業を支援している会社の割には、国際問題には詳しくないんだなとしか、読んでいて思わなかったし、多分、このライターとデザイナー自身が戦争に興味ないんだと思う。
20代前半の私でもそう思うので、間違いなく、事業海外進出を考えてる企業経営者顧客(30代〜50代)は、すぐ見抜くだろう。

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参考にしたサイト(
https://dot.asahi.com/articles/-/15107?page=1
https://www.bbc.com/japanese/articles/czq6g6e8x21o.amp
)