リトルアルバート実験 赤ちゃんに恐怖条件付け 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
写真や動画、イラストを文中で、何度も表示させている点は良かったと思う。
長文だけだと、離脱してしまうが、途中途中で画像などを入れることで、飽きさせない。
また、「パブロフの条件付け」イラストは、人の目は左から右に流れるというロジックを取り入れたデザインであり、理解しやすくしている。
左側に、犬が条件されている様子を描き、右に、その様子を観察しているイワンパブロフを描いている。

このサイトを読んで感じたこと
このリトルアルバート実験は、
生後9ヶ月の赤ちゃんに対し、パブロフの犬と同じ実験を行うというものなのだが、
正直赤ちゃんの実験の方が、残虐性が高い。
古典的条件付けの実験の犬は、ベルを鳴らすと、餌がもらえると勘違いし、よだれを垂らすというものに対し、
この恐怖条件付けの赤ちゃんの実験は、
動物のぬいぐるみや、変なお面を被って見せても、怖がらなかった赤ちゃんに対し、
それらを見せるタイミングで、金属をハンマーで叩いて大きな金属音を鳴らして怖がらせ、
最終的に、大きな音を出さなくても、動物のぬいぐるみを見ただけで、赤ちゃんが泣き出すようになる
という、倫理的に問題視されている実験である。
だが、この実験から私たちは学べることもあると、私は考えている。
「条件付け」というのは、現代でも日常的に行われていると、私は提唱する。
「スマートフォン」は、私たちを洗脳しているんじゃないかと思う。
例えば、何も連絡が来ていないのに、スマホが手元にあるだけで、無意識に、無意味にチェックしたりするのは、
スマホと報酬系は密接に関連しているからだ。
また、YouTubeやツイッターなどのSNSは、アルゴリズムによって、我々に脳内でドーパミンを放出するように、仕組まれており、それが、報酬系を強く刺激し、依存的な使用を強化させてしまっている。
「スクロールしたら、もっと面白いコンテンツが見ることができるんじゃないか?」と、洗脳させ、そのプラットフォームの滞在時間を長時間引き延ばしている。
特に、ここ数年では、ショート動画が主流になってきたが、短時間で次々と動画が流れてきたり、切り替わったりするのは、我々に、「快楽」という条件付けをしている。
これって、よく考えると、本当に恐ろしいことだと思う。
我々は、現代版実験対象である。
アップルの創業者スティーブ・ジョブズは、報道によれば「私のこどもたちには、14歳になるまでスマホは持たせなかった。」と語っていたが、
ジョブズは、自身がテクノロジー開発者であるのにも関わらず、スマホが子供への悪影響を懸念し、14歳まで使わせなかったのだ。
これは、スマホが、人々を操ったり、洗脳、無気力、思考停止にさせる、条件付け道具であることを、わかっておきながら、それを駆使して、世の中に対し大きな社会的影響を及ぼした人の本音なのだと、私は思った。

参考にしたサイト
https://i-voce.jp/feed/2103908/
https://benesse-kodomokikin.or.jp/column/2024/05071047.html