自殺をしてはいけない理由 幸福の科学 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
このサイトのすごいところは、コンテンツが豊富だということだと思う。
このページは、自殺を防止するための教えについて解説しているのだけれど、その終わりに、
関連記事で他の自殺防止記事をたくさん紹介していたり、
自殺防止動画もいくつも紹介したり、
相談窓口のボタンもいくつも用意したり、
死んだ後について書かれている関連書籍を紹介したり、
さまざまな、自殺防止コンテンツへの誘導ボタンが設置されていて、
そういったアプローチの真剣さ、は素晴らしいと思った。

あとこのサイトは、暖色系でまとめられており、オレンジの天空のバックグランドイメージを使用されている。
私は「生命力」「希望」のような雰囲気を感じた。
フッター部分の幸福の科学の紹介文で「神仏の願う平和で繁栄した世界を実現」と書かれているが、
これが、私は「希望の光」「神々しい光」「光に満ちた未来」のような印象を持ったので、オレンジの天空の画像はしっくりきた。

このサイトを読んで感じたこと
幸福の科学は、世間では、ミックス宗教だ、と言われることが多いが、
私は幸福の科学は、さまざまな宗教の寄せ集め、というよりは、
複数の宗教を包含し、それを元に上書きすることにより、エルカンターレのオリジナル体系の教義となっている。
このサイトのページでは、自殺してはいけない理由を解説しているが、
命、特に「死」「自殺」に関するお題は、宗教観が強く出るテーマだと私は思う。
基本的には、異端、普遍宗教問わず、どの宗教も、自殺に対しては否定的な教えをしている。
そのところを踏まえて、このページを見てみると、
エルカンターレは「私たちの本質が魂である」と述べているが、
霊的世界の概念で、魂の旅を守る、ということを訴えている。
自殺した後の話で「本来の寿命が来るまで天国にも地獄にも行けず、」と述べられているが、
他の宗教と比較してみたくなった。
キリスト教の場合だと、
自殺した場合でも、必ずイエスに出会うことが出来、そこで神の裁きを受け、天国行きか地獄行きかが決まる、と言われている。
なので、「天国にも地獄にも行けない」というのは、キリスト教とは異なる。
しかし、仏教の場合だと、
自殺すると、成仏できずに地上を彷徨うと言われているので、「天国にも地獄にも行けない」ここは仏教の教えを取り入れてる。
また幸福の科学は「死にたい原因は、悪霊の影響がある」と教えているが、
一見、キリスト教のように感じる。
サタン、堕天使が自殺を仄めかしている。という教え方を、キリスト教ではされるのだが、
異なる点は、「自殺で亡くなった人が不成仏霊となって、憑依されてるから死にたくなる」というところだ。
サタン、堕天使は、イエスに背いた悪霊。というのに対し、
エルカンターレは、自殺した人間が悪霊だ、と教えているので、
このエルカンターレの教えは、おそらく、どの宗教にも無い、エルカンターレ独自のスピリチュアリズムの解釈だと感じた。
そして、なぜ幸福の科学や、その他さまざまな宗教が、自殺はタブーというのを強調している理由は、
日本の現代社会の若者の死因1位が「自殺」となっているからだと私は考える。国際的にみても、若者の死因1位が日本だけだというのが、NPO法人Light Ringの資料から読み取れる。
なので、宗教は自殺をタブーとするが、その背景には、社会的ニーズもあるのでは、と私は思った。
参考にしたサイト(
https://seishonyumon.com/movie/2932/
https://lightring.or.jp/kokoro/kokoro01/#:~:text=本表は、2021年,ことが示唆されます%E3%80%82
)