このサイトについて
四谷学院が運営するサイトであり、
このサイトの目的は、小学生中学生高校生の集客である。
このページは、中学社会の日清戦争と日露戦争の違いを解説をしている。
このサイトのデザインの良いところ
サイト最上部のメニューバーに「小学生コース」「中学生コース」「高校大学受験コース」というように、最初から何コースが用意されているのかがわかるように見せている点はとても親切だ。
日清戦争と日露戦争の違いとは?四谷学院 イケてるキノコ|Webサイト100選
このサイトのデザインの改善点
説明文に入る前に世界国旗がたくさん散りばめられた画像が表示されているが、その意図が不明である。今回の話題とはあまり関係のない国旗も入ってしまっているし、重要な朝鮮の国旗は入ってない。
この国旗が散りばめられた画像は、世界史を連想させるのだが、今回は日本史だ。確かに日本の近代史ではさまざまな国と関わりはあるのだが、この話題とは合っていない画像だと感じた。
あと、文中でイラストを使わなかった点も改善すべきだ。今回の話題や説明文と関係のあるイラストを使うのが良いと思う。
このサイトを読んで感じたこと
このサイトの日清戦争とは?の章で「朝鮮半島はまだどこの国からも支配されていなかったから日本が支配しようと考えた」「しかし、清国が朝鮮半島を自国の支配下に置いていると主張していたため(省略)」の部分が、他の歴史解説系サイトとは見解がだいぶ異なると感じた。
日清戦争と日露戦争の違いとは?四谷学院 イケてるキノコ|Webサイト100選
まず私は、朝鮮半島は清国の属国であったと考えている。
また、朝鮮半島と清国は、古代中世の時から、朝貢外交をずっと続けてきた、冊封体制の長い付き合いの歴史があるため、私的には、朝鮮半島は清国の支配下にあったと思っている。国際的にも独立国とみなされていなかったと思う。
なので日本は当時から、朝鮮半島は清国の属国だということは、過去の歴史からして間違いなくわかってたと思うし、日本が朝鮮半島を欲しかった理由は、大陸進出のためと日本の力を他国に示すためというのが大きいかなと私はそう考えている。
なので、このサイトがなぜ、日本が朝鮮半島を独立国だと主張していたのかを、もう少し深掘りして欲しかった。
おそらくだが、日本は清国を追い払うために、わざと朝鮮半島は独立国であり、清のものではないと言っていた可能性はある。要は、日本は朝鮮を独立国とみなしたがっていた。
これは筆者の見解を読んでから生まれた私の新しい考察であるが。
人の名前が一回も出てきていないのが、個人的に寂しく感じる笑
私が歴史を学ぶ楽しみは、人の人生ストーリーを想像して、その人の感情を味わうみたいな、まるで映画を見ているような気分に浸りたいので、その楽しみ方がこのサイトで出来なかったのは非常に残念だ。
塾の集客サイトはどのサイトも結構、「国がどう動いたか」の説明に重点を置かれやすいので、文中で使われる言葉も、国名、戦争名、条約名、年号や賠償金の数字が主になってくる。それによって「歴史は暗記科目だ」という苦手意識を持つ人も多いのではないかと思われる。
ただそれは仕方のないことかもしれない。テストの穴埋め問題で点数を稼ぐには、そういう教え方をせざるを得ないからだ