織田信長 桶狭間 株式会社デミック 分析レポート
このサイトについて
このサイトは株式会社デミックという宅配サービスなどを提供している会社が運営しているサイトである。このサイトでは、社長コラムに力を入れておられ、社長自らがブログ発信することで、サイトの閲覧者を増やしたりすることが目的だと思われる。
このサイトの良いところ
ページ最上部のメニューバーには会社概要ボタンや事業内容ボタンなどが設置されているのだが、「お客様との交流」「社長コラム」のボタンが設置されている点が素晴らしいと感じた。なぜ素晴らしいと思ったのかというと、お客様と潜在顧客、就活している人たちに、自分の会社を信頼してもらえるように、情報だけでなく気持ちなどを積極的に発信することで、集客と採用活動両方にアプローチをしているからだ。

また本文が始まる前に、社長の写真を表示している点も、社長のファン獲得を目的としていると伺える。
せっかくならもっと社長の写真を大きく表示したらいいのにと思う。
また、本文が終わると、「サービスに関するお問い合わせ」ボタンと「採用情報」ボタンを大きく表示している点が、読者にアクションを起こしてもらえるように誘導しているところも、サイトの目的に合った、戦略的なデザインであると感じる。

このサイトを読んで感じたこと
本文の冒頭で「織田信長と坂本龍馬がなぜ好きなのかと聞かれると、その理由を答えることはできない」と言っているのに、その次の文では「時代を切り開くような生き様に私自身が共鳴したのかもしれません」としっかり答えているので、この文章の流れは一瞬引っ掛かった。もしかしたら筆者本人は明確な理由としては弱いと思っているのかもしれないが、私は明確な強い理由だと感じた。
信長と坂本の最大の共通点である、イノベーションストーリーは、多くの社長を魅了していることが容易に想像できる。
ただ、信長と坂本の大きな相違点は、信長はカリスマ経営者社長のイメージで、坂本はフリーランス個人事業主のイメージ、私個人的にはそう感じる。
大きな組織を作って率いるのは信長、やりたいことによって一緒に動くメンバーを変更しているのは坂本だと私は思う。
なのでこの筆者はどちらかというと、織田信長の方がより好きかもしれない。
小が大に勝つ「桶狭間の戦い」のストーリーは、特にスタートアップ企業の社長にとっては、感慨を与えるような日本史であると思う。野心を刺激するストーリであると思う。
だが、信長の桶狭間の戦いのような、無茶な戦いは、実績のない若い織田信長が、生死をかけて行なった、ある意味博打的な戦いだったとも言えるだろう。
なぜなら信長は、それ以降は条件的に絶対に信長軍が勝てる戦しかしていないからだ。
織田信長が天下統一寸前まで上り詰めた最も大きな要因は、桶狭間の戦いで勝ったことを、成功体験とせずに、運が良かっただけの例外だと自覚していたからだと、私は推測する。