三位一体はなぜ理解不能なのか？ Real Sound 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
このサイトの画像は全て作家土橋さんの写真のみである。
文中では、土橋さんへのインタビューの様子、話されている様子を撮影した写真が使われており、
本文の初めと終わりでは、土橋さんのポートレート写真が使われている。
キリスト教など歴史系のサイトの多くは、文の解説内容に合わせて、解説内容に合ったイメージ画像が使われることが多いが、
今回はインタビュー、本の宣伝、が目的なので、作家本人の写真で統一されたと思われる。
このサイトを読んで感じたこと
「三位一体」この神概念は難解であり、キリスト教の中で最も難しいお題だ。
何が一番難しいのかというと、この三位一体の神概念の説明や解釈によっては、異端認定されるほど、デリケートであるところだ。
このサイトの筆者は「研究仲間や教会の神父様に尋ねても、明確な答えは返ってきません。」と述べており、正直神学を専門的に、体系的に学んだ者でも説明が難しいと言われるお題である。
筆者は文中で、「「サベリオス派」は、一なる神が場面によって三つの顔を使い分けているのだと説明」
「一見合理的な説を異端として退けました。」「「神は三つでありながら一つ」という、最も非論理的な考え方。それをあえて「正統」として選び取った」と述べており、それに対しての質問「なぜ合理的な説明を退けたのでしょう。」の回答に
「神は人間のあ理解を超える存在だからです。わかったように説明できるものは、むしろ「神らしくない」とされた。」
と述べている。
私は、一なる神が場面によって三つの顔を使い分けているというサベリオス派が異端とされた理由は、
おそらく、
これは三位一体ではなく一位だからだ。
聖書のストーリーと照らし合わせて言うと、
天地を創造の時は父の姿をした神で、
地上に降臨、救いを行ったのは、イエスの姿で、
人々を導くときは聖霊の姿
という、まるで本質的には区別が無くなってしまうからだと私は考察した。
神は、役割を変えて振る舞っているのではない、多重人格的ではないということだ。
しかし、この私の説明は、人によっては、「それは多神教では？」とも思われるかもしれない。
私の説明としては、三つの神が存在するということではないのだ。
ハーベストタイムの「三位一体について（2016/03/22）」では、「唯一の神の内に、三つの位格が存在します。」と述べている。
なので、三つの神ではなく、三つの位格だ。
人によっては「現実世界の例え話とかでわかりやすく説明してくれよ！」と思われるかもしれないが、
自然界、地上に存在するものを比喩として使い、唯一神と三位一体を説明できない。なぜならそれをすることは、神は創造された世界に属する存在、もしくは私たち人間と同等の存在であると説明することになってしまう。その説明方法は異端扱いされるので、それは私はできない。
参考にしたサイト、出典(
https://seishonyumon.com/movie/4125/
)