憲法9条はお花畑か。 東京弁護士会 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
オレンジを基調とした色使いである。オレンジは、安心感、暖かさ、人に寄り添う気持ち、のような印象を読者に与える色だと感じた。弁護士会のような、法律関係のサイトでは、ふさわしい色だと思う。
おすすめの記事リストをサイトの左側に配置しているのは珍しいと感じた。一般的なニュースサイトやブログサイトだと、右側におすすめ記事が、バナー広告とともに並ぶデザインが多いので、
東京弁護士会独自の、営利的な雰囲気を出さないための工夫かと思った。

このサイトを読んで感じたこと
このサイトで、旧文部書の本の文章紹介の欄で「いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの國をほろぼすようなはめになるからです。」と述べられている。
これは、私は核抑止、相互確証破壊を、
年少者(小学生あたり)にもわかりやすく説明したされていると感じた。
これは、先制攻撃をすると、例えば、核をもし相手国に打ったら、相手国が核を打ち返してきて、相互確証破壊が成立する。ということだと私は解釈した。
また「世界中の國が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の國は、さかえてゆけるのです」と述べられている。
平和主義の人々や、戦争反対派、核廃絶派の多くは、外交や信頼関係構築を大切にすれば戦争は起きないという主張を繰り返されるので、そのことだと解釈した。
このサイトの筆者は「そもそも人口比で10倍、軍事費が6倍以上の中国や圧倒的な資源をもつロシアを相手に軍事力で対抗しようと考えることが本当に「現実的」なのか、私には疑問です。」と述べられている。
要は、日本は、勝てっこない国だということを、
はっきりと提示している文章だと思った。
こういう視点での語り方は、日本の一般的なメディアでは、あまり論じられにくいので、珍しい。
読者に強いインパクトを与えるだろう。
人口比較や軍事費用、資源の面で、日本は勝てない。と断言することは、防衛強化論者と意見対立することもあるかもしれないが、
私個人的には、この考え方は、現実主義的であり、何より数値を根拠に意見主張しているので、説得力がある。
サイトの最後の部分で「日本は資源に恵まれず食糧自給率も極めて低い水準にあることから貿易によって食糧や経済を成り立たせています」と述べられている。
これはおそらく、第二次世界大戦の日本の状況を暗に示唆しているのでは、と私は感じた。
戦前の日本が輸入を止められて追い詰められた歴史を想起させる。
このサイトの筆者は、
もし外交関係が悪化し、貿易が滞った場合、
過去と同じ危機に陥るのではないだろうか?
という警告をしている。
