宗教があるから戦争が起こる?ハーベストタイム 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
このサイトの記事は、難易度の欄があり、唐辛子マークがついている。最大3唐辛子で、今回は1唐辛子である。
唐辛子とキリスト教は、直接的な関係性はないと思われるが、
難しさを直感的に示すマークとしては適していると感じた。
私個人的には、今回のサイトのお題「宗教があるから戦争が起こるのでは?」という難易度は、実際は3なのでは?と感じた。なぜなら、このお題は、歴史的な観点で見るのか、安全保障的な観点で見るのか、またどこの時代の史実を切り取るかなど、人や立場によって意見が異なるお題だからだ。
また、戦争の動機は多種多様であり、他のお題よりもさまざまな観点から考えさせられるテーマなので、3唐辛子にして欲しかったと思う!

このサイトを読んで感じたこと
このサイトの筆者は、文中の最後で「戦争の第一原因は、宗教ではなくて「人間の罪」です。人間の利己心、欲望が戦争の原因です。」
と結論を述べている。
私個人的には、人間の利己心、欲望は、
かなり深く複雑なものだと思った。
例えば、ここ数年起こっている、ロシアとウクライナ戦争について、
国際的には、ロシアがウクライナを侵略しているのが悪い、それはロシアの欲望だ。
という見方が多いと思う。
しかし、ロシア的には、
地政学的にNATOに包囲されたくないから、ウクライナを侵略する。
というような、地政学的、安全保障的に、
恐怖という動機から戦争を起こしているという観点もある。
ロシア的には自国防衛という主張であるだろう。
明治以降の日本もかつては、
列強国による植民地化を恐れたため、勢力圏の拡大をしていた。
またエネルギー不足に陥ったことも理由ではある。資源確保のために、日本を保つために、侵略するしかなかったという観点もある。
自国の安全保障のため、自己防衛のために、
他国を侵略し安全を得る、
というような、
「自国を守らなければ」という恐怖心が、時に、「相手を押さえつけて支配下に置いてしまいたい」
という利己心に転化する、のだと私は推測した。
防衛という名の利己。
これは表裏一体かもしれない。
※今回の考察は、この元サイトの筆者の立場に沿った場合の私なりの解釈であり、他の立場からは異なる結論も導かれうる。
