核廃絶をめぐる赤十字の取り組み 日本赤十字社 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
表をたくさん使用しているのは素晴らしいと思った。表は七つ使用しており、それだけ調査をされたということなので、非常に価値の高い、信ぴょう性の高い情報サイトである。
また、この日本赤十字社のサイトは、サイト左側にロゴとメニューバーを配置しており、珍しい。
意図としては、読者がページをスクロールしても、ロゴやメニューの言葉が常に見えるため、組織の理念が常に感じられる、という工夫だと思われる。

このサイトを読んで感じたこと
このサイトの表「第二次世界大戦にまつわる月日の認知について」に約2割の人が月日を知らないと答えている。
この話は私の個人的な体験になってしまうが、
私は中学生の時に、学校の授業で、
先生に当てられ「終戦記念日が何日か答えなさい」と言われたが、私は8月15日を忘れてしまっていて、答えられなかった。
先生に「日本人の一般常識だ!」とクラスのみんなの前で言われ、恥をかいた経験があり、それを思い出した。
この表を見ると、特に長崎原爆の日を知らない人は約3割となっており、学校の授業内容を意外と忘れてしまっている人も多いという印象を受けた。
私的には「6+9=15」のように覚えるのが簡単かと思った。
図2「戦争体験者の話を直接聞いた経験の有無について」や図3「戦争体験者の話を将来の世代に伝えることは大切だと思うかについて」という調査結果の表をサイトに表示させているので、
このサイトの筆者は戦争の話について、若者にも知らせるべきだと考えているのだろう。
私は、自分のおじいちゃんから戦争の話を聞いたことがある。もうおじいちゃんは死んでしまっているし、私が高校生の時に聞いた話だから、記憶が曖昧なのだが。
私のおじいちゃんは戦時中、朝鮮に住んでいた。なので、戦時中は日本にいなかったから、一般的な日本の戦争の体験談や価値観と異なるということは先に伝えておきたい。
おじいちゃんは、おじいちゃんの姉が日本軍から性的暴行を受けているのを目撃したのだ。慰安婦問題である。
だからおじいちゃんは、日本に核が落とされて良かった。そのおかげで日本の加害を終わらせることができた。
という考えの人であった。
私がおじいちゃんの話を聞いて思ったことは、
確かに核兵器は恐ろしい兵器であるのだが、
おじいちゃんは、加害を止めるための手段として必要だったと考えていた。
だから、単純な正義と悪の話で割り切れない複雑さが、核兵器に関する議論にはあると、そう私は感じた。
