旧統一教会総裁を逮捕 時事ドットコム 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
このサイトのサイドバーには、自社ニュースや特集のバナーが並んでおり珍しいと私は感じた。
ほとんどのニュースサイトでは、この右サイドバーの位置には、外部広告が並ぶことが多いからだ。
このサイトの意図としてはおそらく、
広告のクリック誘導よりも、
記事を読みにきた人を別の記事に誘導する、のような狙いがあるのでは、と私は推測する。
外部広告での短期収益よりも、サイトの滞在時間やページビューを伸ばすことを重視していると思われる。
時事ドットコムのブランド信頼性を高めるための工夫だと感じた。

このサイトを読んで感じたこと
このサイトの筆者が「請託禁止法違反などの容疑で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子容疑者(82)を逮捕した。」と述べている。
一つ明確にしておかなければならないことは、
まだ違法行為が確定したわけではないという点だ。
その点を踏まえた上で、私はレポートを書く。
容疑内容としては、尹錫悦前大統領夫人(キム夫人)に高級ブランド品などを贈り、便宜を図ってもらおうとした疑惑である。
韓国の法律上(日本もだが)、政治家に金品を渡し、ひいきしてもらう行為は、裏金として刑事事件の対象となる。
ところが、
このサイトのコメント欄には、「韓国でも動くのに日本は情けない」というコメントや、安倍元首相についてのネガティブなコメントが多く書き込まれている。
またこのニュースが発表された日の日本のX(ツイッター)では、
「日本の膿だ!」「日本も法律を強化しろ!」とのようなポストが目立った印象を私は受けた。

日本人は、統一教会のニュースを見たときに、なぜすぐに「日本政府の対応」や「安倍元首相」の話に繋げるのだろうか?
冷静に考えれば、今回の逮捕は韓国の法律に基づく事件であり、日本での統一教会問題とは別物である。
まず、「日本政府の対応」について。
実際の日本政府の対応については、法律に則って、解散命令請求を進めている。
また、安倍元首相など自民党と、統一教会の結びつきの件に関して、
裏金や賄賂の証拠は無く、違法性は立証されていない。
支援行為は行なっていたが、裏金ではなかった。少なくとも現時点では有罪判決は確認されていない。
なので、日本政府の対応を叩く意見は、私個人的には同意できない。法制度の枠組みの中で動いているという根拠があるからだ。
まとめとしては、
今回の逮捕事件は韓国の法律に基づく韓国内の事件であり、日本の問題と混同するべきではないと私は感じた。
日本政府は法に基づいて対応しており、裏金や違法行為、統一教会への対応の甘さなどが、立証された事実は現時点では存在しない。
だからこそ、何が事実で、何が疑惑か、を見極めるべきだ。
参考にしたサイト(
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250325/k10014759591000.html
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