No.067 映画 それでも私は オウム真理教 website

それでも私は オウム真理教 分析レポート

 

 

このサイトのデザインの良いところ

サイトのボディ(背景)はほぼ全て、真っ黒に近いグレーである。

これが、重苦しい格調を与える。

そして、「コメント」のセクションでは、まるで付箋のようなカードで関係者のコメントが書かれているので、証言資料のような印象だ。

付箋がいくつも貼られているデザインが、ドキュメンタリー作品にベストなデザインだと感じた。

また、黒背景に白に近い明るい色の付箋を使用することで、読者の目線をコメントに集めることができるので、スポットライトのような役割を持つデザインにもなっている。

ヘッダー画像は、松本麗華さん(教祖の三女)の幼少期の写真が使われており、その右側には、百合の絵が描かれている。

百合の花言葉は、純粋や無垢、無邪気だ。

黒い背景と、麗華さんの幼少期の写真、百合の組み合わせは、まるで、「苦しみの中の少女の純粋さ」というメッセージが込められていると感じた。

 

それでも私は オウム真理教 イケてるキノコ|Webサイト100選
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このサイトを読んで感じたこと

このサイトで「国は麗華に対して教団の「幹部認定」をいまだに取り消さず、裁判所に不当を訴えても棄却されてしまう」と述べているが、

麗華さんは、自身の人権を取り戻すために、必死で国に対して抗議していらっしゃる。

大学入学を拒否されたことを不当だと訴訟を起こしたり、口座を作れなかったことや、海外入国を拒否されたことに対して、訴訟や調査を進められている。

要は、麗華さんは「私は父とは別人格だから、私は人として普通の人生を過ごす権利があるはずだ」という前向きなスタンスである。

このサイトに表示されている、泣いている写真は、罪悪感の涙では絶対になく、むしろ悔し涙であることが推測できる。

地下鉄さりん事件を舞台にした某アニメが大人気だが、私個人的にはあの作品は好きじゃない。

宗教二世の子供らが、幹部の親が犯した罪により、子供らが罪悪感を抱え、妹を助けることで、愛や生きてる価値を実感する?というストーリーのアニメだ。

私的には、あのアニメは宗教二世の当事者に対して失礼だと思った。

本当の現実世界の当事者は、罪悪感なんて全く抱えていないし、むしろ、人権を取り戻すために国や様々な所に対して訴訟をしていたり、本人の経験を活かして社会活動や講演会もしていたりもする。

なのに、あのようなアニメを作るのは、「宗教二世の子供たちは罪悪感を感じるべきだ、それが当然の姿だ」という示唆にしか見えない。それを美化してしまうのは非常に問題だと感じるし、何より、麗華さんや幹部の子供らがあのアニメを見たら、怒ると思う。宗教二世の子供は罪悪感を持っているという前提と、罪悪感を抱えた子供が贖罪するという設定自体が、当事者の気持ちを無視軽視しているとしか思えない。

あれは寓話だという意見もあるかと思うが、基本的にクリエイティブ作品を観てどう感じるかは、視聴者や受取手に委ねられるべきなので、あのアニメは、社会系アニメとしてはふさわしくなかったと私は思う。

 

それでも私は オウム真理教 イケてるキノコ|Webサイト100選
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参考にしたサイト、出典

(

https://andplants.jp/blogs/magazine/flowerlanguage-lily?srsltid=AfmBOoo-5MB4WIrX6X-0fleVJmNzAYimb6NOJFmGFrV_GKFgRxitvnMh

)

 

 

イケてるキノコ|Webサイト100選

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