核武装は安上がりは本当?週刊金曜日オンライン 分析レポート
このサイトのデザインの良いところ
ロゴマークの「週刊金曜日」の文字は、
縦横きっちり詰まっており、余白を無くしている。それが、重量感や堅さを感じる。
ゴシック体の太字なので、直線的で角が立った書体なので、主張の強さを感じた。
遊びや余白がないことが、厳格さを強調していると思う。

このサイトを読んで感じたこと
このサイトの筆者の半田氏は、参政党さや氏の「核武装は安上がり」という主張に対して、否定的である。
半田氏の否定理由を、私の解釈で一旦まとめると、
・核兵器開発そのものに莫大な費用がかかる
・核拡散防止条約NPTから脱退することになるので、国際制裁を受ける
・日本はエネルギー不足で、石油は輸入に頼っているため、日本が国際的に孤立した後、困る
・日本という狭い国に、核兵器をどこに置くのか、原子力潜水艦?
である。
この思想は、世間的には、少数派であり異端であると見られている。
しんぶん赤旗サイトの「核武装安上がり論は被爆国政治家として資格なし」という記事では、
「参院選で実施したアンケート調査で、当選者の125人中8人が「(日本は)核兵器を保有すべきだ」と回答しています」
と述べているので、
少数派であることが窺える。
ここからは私の推測なのだが、
おそらく参政党のさや氏は、
核保有国の核兵器年間維持コストを見て、「核兵器は安上がりだ!」という発想に結びついたのでは、と推測される。
そう考えられる根拠は、
広島平和メディアセンターのサイトで、核保有国の核兵器関連支出額の表があるのだが、
北朝鮮は約9億ドルと書かれており、
また、東京法律事務所のサイトでは、日本の防衛費が年間約7兆円と書かれている。
これは防衛費全体と核兵器関連費用を直接比較しているため、単縦比較になってしまうが、核兵器の維持費が国家予算に占める割合は小さいと示唆されている。
なので、「核武装が安上がり」という主張に至ったと推測される。
しかし、核武装が安上がりなのは、すでに核保有国の話であって、
初期費用や、国際的リスクを考えると、果たして本当に、核武装と見合っているのか、それについては、まだ議論やデータ根拠が必要だと言える。

参考にしたサイト
(
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik25/2025-08-08/2025080802_01_0.html
https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=142368
https://www.tokyolaw.gr.jp/letter/230320/
)