韓国での統一教会はどんな存在? KADOKAWA 分析レポート
韓国在住40年の日本人ジャーナリスト黒田氏インタビュー
このサイトのデザインの良いところ
記事の最初に、筆者の本の表紙を見せたり、
記事の終わりには、その記事の内容の関連書籍のボタンを配置しているのが、KADOKAWAの本の宣伝戦略だと感じた。
おそらくこのサイトは、本を買ってもらうために、今流行りの話題や、社会問題の解説をしているのだと思った。

このサイトを読んで感じたこと
このページは、レアだ。
他の統一教会系のサイトは、日本の脱退者のインタビューか、日本の正統派キリスト教会が統一教会を否定したものか、その2パターンがほとんどなのだが、
このサイトのページは、
韓国在住のジャーナリストが書かれたものなので、
希少価値が高いサイトだと私は思った。
「日本での巨額献金は韓国で話題になっていないの?」という質問に対しての、黒田氏の回答は、
「韓国から日本への資金流出ならともかく、日本から韓国に入っているので問題視する必要はないわけです。」と語られているが、
韓国で話題になっていない理由の説明としては、ちょっと納得できないな、と私は思った。
まず、統一教会の教義として、
私の解釈だが、
・韓国はアダム国、日本はイブ国
・イブは不倫をし、神様を悲しませた。罪深いから、日本は韓国に送金すべきだ
というストーリーのがあると思うので、この点に触れてもらいたかったと思った。
それと、
「韓国では政治との関係はいかがですか」の質問に対し、
黒田氏は「マイナーな統一教会が出る幕はないということでしょう。」と述べているが、これも解説が足りないかと思った。
韓国は、クリスチャン人口が最も多いと言われているが、統一教会は、韓国でも異端扱いなので、マイナーであることは正しいと思うのだが、
私は、マイナーだからこそ、韓国では、私が一つ目に書いたような教義が共有されていないと思っている。
そして、韓国が日本の献金問題に無関心な政治的な理由として、私は、
韓国は、反日ナショナリズムなので、日本が統一教会によって金銭的被害を訴えていることを、当然の報いだと思っているのではと、私は感じた。
日本という国は、かつて、韓国を植民地支配していた。なので、韓国人からしたら、問題ではないということだと思った。
