世界平和統一家庭連合 分析レポート
このサイトについて
このサイトは統一教会が運営する「世界平和統一家庭連合」というサイトである。
統一教会は、今年の3月に、東京地裁から解散命令があったと思うが、
あくまでこれは、宗教法人格の喪失の命令であり、活動禁止命令では無いため、今も統一教会は活動している。
このサイトのデザインの良いところ
「TOPページへ」「解散命令以後トラブル報告フォーム」のボタンにマウスを合わせると、ボタンが大きくなるので、この工夫は珍しいと感じた。
おそらくこの教会内では、外部の人間による人権侵害トラブルがよほど深刻で悩まされているので、とにかく「解散命令以後トラブル報告フォーム」が目立つように表示させていると思われる。

このサイトを読んで感じたこと
確か3年ほど前に、統一教会の闇が、ニュースやSNSで話題に取り上げられるようになったと、私は記憶している。
世の人々は、統一教会は、悪徳集団と見做していると思う。確かに、脱退者の暴露や、首相殺害、金銭的搾取など、問題点は多く取り上げられている。
しかし、現在の信徒の言い分としては、信教の自由を脅かされている、迫害に近い構造だと訴えている。
一応、解散命令をしたところで、
信仰の自由は憲法上で保障されているため、任意団体や市民活動として、宗教活動を続けることは、可能ではある。
おそらく、私は、この件の本当の問題点は、統一教会が悪い団体なのかどうかではなく、
・憲法は、信教の自由を保障している
のに対し
・国家が、公益に反する宗教だと判断した場合は、宗教法人格の剥奪が法律上認められる
このルールの矛盾が、議論を長引かせているのでは、と感じた。
私の疑問点としては、
・マイノリティ思想宗教への偏見が、マイノリティの権利が脅かされるリスク
・今回の宗教弾圧が認められてしまった場合、将来、他の宗教、思想団体、市民活動にも、同じ手法での弾圧は可能なのか
という点が気になった。
政府が、思想活動を潰せる権限を持っている。それは、民主主義崩壊の危険性と隣り合わせなのか?
