上越観光Navi 上杉謙信 分析レポート
このサイトについて
この上越観光Naviというサイトは、観光スポットや宿泊施設の案内サイトである。
今回紹介するページでは、上越市を代表する戦国武将の上杉謙信について解説している。
このサイトの構成
ページ最上部はメニューバーが固定されており、観光案内に関するボタンが並んでいる。
上越市のバックグラウンドイメージが表示され、その下には主題である「知略に富み、義を重んじた戦国武将・上杉謙信公」の見出しと解説文。

それに続いて年表、ユーチューブの埋め込み動画、観光スポットの写真7枚が表示されている。
フッター部分には運営会社のアドレスが記載。
デザインの改善点
年表について、私はこの年表を見て「暗記ノートか?」と思った。起こった出来事や人物名、キーワードを、年表という形で詰め込みすぎてしまっているので、読者を途中で飽きさせる。

上杉謙信の人生ストーリーが読者に伝わるように、重要な出来事を抜粋して説明するのが良いだろう。
私なら
- 幼少期
- 家督相続
- 武田信玄との戦いの始まり
- 関東管領に就任
- 織田信長との戦いの始まり
- 信長を倒す一歩手前で急死
このように内容を絞り、ダイジェスト形式で紹介するだろう。
配色について感じたこと
このサイトは桃色を基調としているが、このサイトに最適な色では無いと感じた。
この上越観光Naviのキャッチコピーは「歴史と自然に出会うまち」と述べられているが、桃色は歴史や自然を連想させる色では無いと考える。若草色や黄色の方がマッチすると思う。
この上杉謙信のページにも、見出しのバックグランドカラーや年表にも桃色が使用されているが、こちらも桃色を使用するべきで無い。
上杉謙信は仏教の毘沙門天を熱く信仰していたため、イメージカラーは若草色、黄金色、赤銅色などだ。
このサイトを読んで感じたこと
タイトルで「知略に富み、義を重んじた戦国武将・上杉謙信公」と述べられているが、「知略に富み」というフレーズは、上杉謙信のイメージとそぐわないと個人的に感じた。
なぜなら上杉謙信は領土を奪うために一度も出陣しなかった上、そもそも天下を狙っていないので、戦略家、策略家では無いからだ。
ただ、弱い者を助ける戦術には長けていたので、筆者はもしかしたらそういったニュアンスを込めているかもしれない。